Exp_005 お豆ちゃんの場合

不登校

行きしぶり始めた原因

お友だちも多く、
人気者でおしゃべりなお豆ちゃんが
ある時、寝る前に
「僕もうお友達と遊ぶの疲れちゃった」
と泣きながら言う。

なになに??
毎日楽しそうに遊んでるじゃん!
というと、
「うーん、そうだけど…」
「疲れるんだ…」

学校にも行かないと言う日が
小5〜小6の間で増えてきた。

いじめられてる様子もないし
お友だちたちは、
なんで今日も来ないんだー?
一緒に遊びたいのに!!と
寂しがるくらい。

苦手と得意

よく寝る子で朝起きない。

字がとても汚くて
1年生の頃の連絡帳は宇宙語。

明日の持ち物は?と聞いて
ぼく、書いてきたよ!!
えーっとね。
読めない!!と言う毎日。
ほんとに読めない。。。

プリント類は
自分からは絶対に出せません。

ランドセルの底に
蓄積していきます。

家の鍵もすぐ無くします。

文房具は、なぜか6年間
何も買ってないのに
常にある状態。

男の子あるあるかな?

板書が苦手で
多分授業に追いついていない。

漢字ドリルは小3でやめた。

しかし、読書感想文は得意で
お豆ちゃんの書く文章は
他の子たちより心に刺さるらしく
先生に褒められるくらい
文章力が素晴らしいらしい。

私、子どもの頃
読書感想文が大の苦手だったのに
どこからやってきたの?
その才能w

感受性が強く
その表現力に長けている子。

人に可愛がられる術を
身につけている子。

お友だちの気難しいお父さんに
可愛がられたり笑

クラスの女子達が
お世話をしてくれてる。笑

保育園の頃から
YouTube見たさに
アルファベット表を見ながら
打ち込んでいた為
教えていないのに
タイピングが得意。

当時の小学生にしては
PCの使い方を熟知している。

授業参観に行った日
賢い子に、
ここをこうすると
保存できるんだよ!と
教えてる姿を見て
うちの子も
そっちの方では賢いやん!と
感心した笑

ゲームが得意。

高学年での担任の先生は若くて
新任であめちゃんも見ていた先生で
お豆ちゃんのことを
理解してくれていて
学校を休んだ日は、

お豆ちゃんは今日も
ゲームするからお休みです!と
特に友だち問題も
家庭の問題もないもので、
元気だったら良いですよ!と
許してくれる先生だった。

卒業アルバムの生徒アンケート
好きな場所
第一位 お豆ちゃん家

ただの狭い家なのだけど
みんなとっても楽しんでくれて
いたようでしたw

中学生になると

お豆ちゃんは
最初こそ学校に行っていたけど
小学校で仲良かった子たちは
全員キレイに振り分けられ
みんなクラスが別々に。

このシステムやめませんか?w

そして、部活に入り
とても頑張っていたのですが。。。

土曜の試合や練習になると
行かないと言い出し。

こっちも朝早く起きて
送り出しても、
あれを忘れた
これを忘れた。とか理由をつけて
家に戻ってくるということが
何回も続き。

部活を辞めることはできない!と
学校に行くことを辞めやがった。

「部活辞めたら?
勉強だって出来なくて良いよ!
楽しい学校生活だけ送っておいでよ!
青春は今だけだよ!」
と言うと

部活行かなくて良いとか
勉強できなくていいとか
そんなんじゃ
中学校はダメだから!

言い出し。

どっちが親だよ!状態。

あめちゃんは良くて
なんで俺はダメなんだ!

不登校を認めざるを得ない状況になり

お豆ちゃんは
早々、中1の夏で不登校確定。

2人も不登校児を抱えることに

2人とも不登校児になるとは
思いもしなかった。

しかし、不思議と不安は無かったかな

だって、
わたしの子だし
誰かを傷つけるような子たちじゃないし
自分軸をしっかり持ってて、
新人類として生まれてきたんだろうな
逆に大物になるわ〜!って思ってたw

そりゃ部活したり
青春時代を過ごしてほしいと
母親的には思うんですよ。

こればっかりは
後から出来るもんじゃないし
中学生ならではの
くだらない事でずっと笑える時間って
あるし。

でも、この子達は、
そういう今までの普通を経験しに
この世に誕生したんじゃないのかもなーって

この子たちは
みんなとは違う不登校の道を選択して
その結果を示すために
あえてこの新人類の道を選んでるのかも
なんとなくだけど。って漠然と思う。

新人類を受け入れて育てられそうな
わたしの元に
生まれてきたんだろうな〜って思う。

この世を俯瞰してみたら
私たちの関係性は、
そういうカラクリなんだろうな。

新人類に母として選ばれた私

子どもたちが保育園くらいの頃

わたしも、
普通のママがよかったって
あめちゃんに言われて

ガ「ママって普通じゃない?」

あめちゃん「うん。」

ガ「でもさ、
  少しくらい面白いママの方が
  良くない?」

あめちゃん「少しじゃないよ!
  だってママ、超面白いもん!」


って泣かれたことがあってw

わたし的には
めっちゃ褒められてるんですけどw

お豆ちゃんは
「ママは、ちょうど良いよ!」
言ってくれてましたw

みなさんは、
普通のママがよかったって言われたら
どう感じますか?w

普通だったら
傷つくかもしれないですよねw

でも私は
全然、普通のお母さんに
なりたいとも思っていないし
なれないんです。。。w

今では、
普通のお母さんじゃなくて
適当なママでよかったって
言ってくれます笑

適当。。。!?
なんか引っかかりますけど。

気を取り直して。。。

普通のお母さんだったら
あんたたち今みたいに
笑って生きていけてないわ!と
逆に思います笑

結局の理由

お豆ちゃんの場合は
特に明確な理由はなく

今なら言えることとして、
部活やめてたら、
学校に通ってたかもしれない。

でも部活が辞められなかった。

そういう体制だったって感じかな
熱血教師の顧問だったから
辞めさせない!来いよ!
辞めたら、根性がない!とか
そういう系かもしれないですね。

必要なことなのかもしれないですけど
私としては、
もうそういう時代じゃないんじゃない
かなとも思いましたが
体育会系ってそういうもん?w

区立中学なんだけど、
進学校っぽくて、
色々と意識高めでした。

そりゃうちの子たちには
合わないわ。笑

些細な理由でも
こないだまで
小学生だった当事者たちは
耐えられない。
適応できない。って子が
少なからずいると思います。

その子のペースがあると思います。

学校に追われて
親にまで追い込まれたら
可哀想ですよね。

だってまだ中学生ですよ。

彼の長い人生にとって、
お休み・充電する期間だったのかなと
私は思います。

親御さんは不安だと思いますが
信じて待ちましょう。

自分で立ち上がる日が来るのを。




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