Exp_002 あめちゃんの葛藤

子育て

あめちゃんの小学生時代

お友だちとの関わり方が苦手だった
あめちゃんは、小学校に行き始めた。

常に私にピッタリくっついて
少しでも離れれば
不安になってしまう子が
送り迎え付きの保育園から
いきなり1人で通うスタイルの
小学生になり極度の不安から
毎日朝大泣きでした。

繊細な子。ママとずっといるより学校はきっと楽しいよ〜!!

小学1年生なんて
何もわからなくて当たり前だし
それでいいのだけど、
完璧主義?
把握していたい?のか

学校に行って、
上履きはどうしたらいいの?
どこで履くかわからない。と、
家で泣くんです。

学校に行ったら、
先生やお兄さんお姉さんが
教えてくれるから大丈夫だよ!と
言っても、
出来なきゃ学校にいけない!
と思っているよう。

私は、出来なきゃダメだよ!!と
口酸っぱく教えた事も言ったこともないし、
私は、どうにかなるさ精神をもつ人間だ。

なので、なんでそんな事を
小1にして考えられるのか不思議だった。

子どもってもっと何も考えてない生き物
なんじゃないの??って

一緒に学校まで行き
門からは先生に手を引いてもらって
泣きながら学校に行く。

同じ保育園に通っていた友だちとですら
深い仲は築けない。

でも、基本はしっかりしている子。

なぜか給食のおばちゃんに
とても可愛がられていた。

いつも掃除を最後まで
一生懸命してくれる子なんだそうです。
母は誇らしいです!

泣かずに学校に行けるようになり
少しずつ友達ができる様になったり
女子特有の、いざこざは色々あったけど

学童に入っていたので、
たくさんの子と関わりを持ち
この頃には自然とかは
あまり好きではなかったが
6年間、毎年サマーキャンプにも
頑張っていきました。

小学校の高学年では
ひどいいたずら電話や
仲間に入れてあげる!と、
わざと仲良くなって
仲間外れにするようなイジメに
心を失ってしまった、あめちゃん。

もう、そんないたずら電話に
いちいち出て
全てのくだらない暴言を聞き、
心を失くすまで
真摯に対応する必要はない!と

いたずら電話をしてきた
子どもたちの電話に
私が代わりに出ると、
お母さんでた!と
スピーカーで聴きながら
話している模様。

このひどい電話の内容を
あめちゃんに言って、
なんの意味があるの?

なんの用事で、
そんなに何回もかけてくるの?と、
聞くも話にならないので、

親御さんに電話をし説明すると、
「どうして、
 あめちゃんのことが嫌いなのに
 うちの子は、あめちゃんに
 電話をするのでしょうか?」と、

逆に意味のわからないことを
聞かれたので、

あなたがお子さんに与えている携帯で
あなたのお子さんが何をしているか
あなたは知らないのですか?
あなたは携帯を与えている以上
お子さんのしている行為をちゃんと
把握するべきだと思います。と言うと、

言っておきます。みたいな返事でした。

その後、保護者会で会うと、
その子は他の子にも色々しているようで
色んなところや、色んな人に言われて
私だって、迷惑をかけられているんだ!!
的なことを言っておりました。が、

え?
だから?
親として責任放棄したって感じだけど?

親に謝罪して欲しいわけじゃないけど
謝罪もないし。

私もみなさんと一緒で被害者です!と
被害者ヅラをされて
なんとも後味の悪い保護者会でした。

そこから、うわべだけの
ごめんね。というだけの、
お決まりのやりとりをしたが、

もう1人の子は、
私は謝らないけどね!と言ったらしい。

うわべだけのごめんと言った子は、
その後、理由はわからないが
もう1人と仲違いをしたかなんかで
中学卒業を前に不登校。

謝らない!と言った子は
誰も過去を知らない隣の中学に行き
中学校生活を謳歌していた。

あめちゃん中学生時代

中学生になるも、
いつも昼休み何してるの?と聞くと、
1人で本読んでるよ。と
今誰と仲良いの?と聞くと、
うーん
誰かと話したりはするけど、
特別、誰とかはない。という。

でも、昔より友だちの名前は
出る様になった。

幼馴染の男の子とかは
普通に話しかけてくるから話すけど、
だからと言って、その場のみんなで
キャピキャピするわけでもない。

やっぱり落ち着いている子。
みんな、子どもなんだもん。と
話も合わないよう。。。

楽しくそうやって過ごしたいという
気持ちもあるが、
どこかで冷静に見てしまって
馬鹿になれないんだろう…。

うん。
わかるよ。
精神年齢が大人すぎるんだよね。

そして運動が苦手な、あめちゃん。
特別太ってるという事もないし
普通の体型。

しかし、
走っている姿を見られたくない。と
運動会を前に大泣き。

1年生の頃は、それでも
出られるものだけ出よう!と
参加を決意。

うんうん
よく頑張ったね!!と思ったし
友だちと話してる姿も見れて、
母としては一安心でした。

ちょこちょこお腹が痛い。と
学校を休むことも増えたけど、
それでも、
1年生は頑張っていました。

2年生になると、
またやってきた運動会。

やっぱり走る姿を見られたくない
あめちゃん。

さらに、お前足遅いじゃん!と
言われたことに深く傷つき、
絶対に出たくない。と

先生にも、説得をされるが
ずっと泣いていた。

私も、こういうこと
子どもの頃にあったな〜と思った。

私も運動会が苦手だった。

あめちゃんと一緒で、
足が遅かった。
私に似たんだな。。。笑

でも、私は
足が遅くてもビリが恥ずかしくても、
出なさい!
やだ!出たくない!
いいから出なさい!と
親に言われて、出ていた子だった。

運動会に出る以外の道は無かったから。

すごく嫌なのに、
イヤだって言ってるのに、
みんな私の意見を受け入れてくれない。

みんな、頑張れって言ってくる。

もういいよ!やめよ!って
誰も言ってくれない。

誰か割り込んで、もういいよ!って
言ってくれないかなって
そういえば、
小さい頃の私は思ってたな。って

気づいちゃったんです。

だから、
もう少し考えようか!と言って、
先生に、また改めてお返事します!と
切り上げて学校をあとにした。

帰り道で、
そんなに運動会に出たくないなら
もう出るのやめよ!!

ドーナツでも買って帰る?と
運動会出なきゃダメなの?問題を封印した。

私が私を助ける

ホッとした様な顔のあめちゃん

大きくなった私が
小さい頃の私を
助けているような。

小さい頃に私がして欲しかったこと
言って欲しかったことを、
あめちゃんにしてあげると、
あめちゃんが
ホッとしている気がした。

そのために、あめちゃんは
こんなに同じような道を歩いているのか?
と、そんな風に重ねて見える。

コメント

タイトルとURLをコピーしました